弊社お客様より寄せられた
補聴器にまつわるお便りを、ご紹介いたします。
本日は 浅口市 唐井 晴海 さま のエピソードです。
~補聴器との出会い~
母の耳が聞こえにくくなったと感じて10年近くになります。
何度も何度も補聴器を勧めましたが、母は、耳鳴りがひどかったため「どうせ補聴器をつけてもこれ以上耳鳴りが大きくなるのだったら、つけない方がいい…」の一点張りでした。
しかし、後ろ向きの母に呼びかけをしても、聞こえないのか知らんぷりをしている母の姿を見ると、娘としては、とても寂しい思いでした。
そんなある日、やっと説得して、母に新しい聞こえの耳、補聴器との出会い到来です。補聴器センターの先生の「きっと耳鳴りも軽減されますよ」の一言で購入を決意したのです。
それからしばらくは、会うたびに、家の中では冷蔵庫の音や水道の水の音に驚き、外に出ると、遠くの道を通る車の音、自転車に乗れば風の音…環境の音の大きさに驚いた話をたびたびしてくれました。長年にわたり、聞こえにくい事が通常になっていた母には、驚きの連続だったのでしょう。
今では、もう少し早く強引にでも補聴器と出会わせてあげればよかったと思うばかりです。
これからも、母には、色々な環境の中、補聴器を上手に使いこなし、穏やかに長生きをして欲しいと思います。
母の体の一部となった補聴器と共に。
おわり